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Kissa Life

ティッキ、ピルク、ヨキの3にゃんずと暮らす日々

聖なる朝の雌猫(ひと)

その日、旅人ヨキが目を奪われたのは

岩土の上で身繕いをする若き乙女だった…

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(う、うつくしいにゃ…)

 

そのあまりの美しさにヨキは我を忘れて飛びかかった。

ガバッ!!

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乙女(ピルク)「にゃんにゃのあなた、乙女にむかって失礼にゃ!」

 

その言葉にヨキは引き下がった。

だがその場から離れがたく、岩影からただ乙女を見つめていた。

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ピーンと伸びた脚、ピンクの肉球、その白い毛並み。

朝日に照らされたその姿は、まるで後光が差しているようだった。

 

(こんにゃうつくしいひとは見たことがにゃい…)

 

そのとき、乙女がふと視線をヨキに向けた。

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(ドキッ)

 

「にゃに…あなた、アタチにほれたの?」

 

(どどどどうしよう…)

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乙女は少し色目を使いながら

「ふ〜ん?」

とヨキに顔を近づけてきた。

 

(ドキドキドキドキドキドキドキドキ)

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(ボボボボクはどうしたらいいんにゃーーー!)

 

乙女より年若いヨキはどうすることもできず、

来た道を引き返すのみであった…。

 

※この物語はフィクションです。

が、あながち嘘でもありません。