猫との生活 Kissa Life

ティッキ、ピルク、ヨキの3にゃんずと暮らす日々

猫は焼けても気づかない

寒い時期はいろいろな暖房器具を使いますが、

猫にとっては危険なこともあります。

 

我が家でも猫たちがストーブの前から動かなくなります。

あまりにも近づいていて、焦げるんじゃないかな、と心配になったりしますが…

 

ストーブ前のティッキ

極楽 極楽

いやいや、さすがに焼けそうになったら気がつくだろう?

いいえ。

そんなことはありません。

 

猫は焼けても気がつきません。

 

現にうちの人たちは焼けた経験があります(汗)

 

被毛が焦げるため皮膚までは届かず、やけどにはなりません。

ですから本人もすぐに気がつかないのでしょう。

 

 

最初にストーブで焼けたのはピルクでした。

ちょうど3年前のことです。

私がパソコンをしているとなんだか焦げ臭いにおいが…

 

ふと見るとまさにピルクのしっぽから煙が出ているところでした!

慌ててストーブをどかし、撮った写真がこれ。

 

ピルクのしっぽ

見事に焼けてます

しっぽだけストーブに触れるほど近づけてしまったのですね。

 

ピルクのしっぽ焼け跡

こんがり

煙が出るほどの焦げだったのに、本人は「なにか?」って顔で

まったく気がついてなかったようです。

 

当時はカーボンヒーターを使っていました。

 

カーボンヒーター

ティッキ痩せてたな…

これ出力が強くてとても温かいのはいいのですが

連続で使うことができず3時間で切れてしまうスイッチでした。

切れる度に着け直すのが面倒だったので今の電気ストーブに替えたのです。

 

焦げた毛先はポロポロと落ちて、しばらくすると伸びてきました。

 

ピルクのしっぽ焼け跡

まだ薄茶色い

ちゃんと治るからよいのですが、気をつけないといけないとつくづく思いました。

 

 

それからずっと気をつけていたのに、ついこの年末のこと。

今度はティッキが焼けました。

 

ティッキ寝相

あれ、なんかお腹が…

茶色いよねぇ…。

 

ティッキのお腹

うわー!

これは!

明らかに焼けた跡

いつ焼けたのかは気づかず。

ティッキは本当にかなりストーブに近づいていることが多いので

気に留めていたつもりでしたが防ぎきれず。

 

表面の毛が落ちて、しばらくは模様がなくなってましたが(笑)

2ヶ月くらいしたら毛が生えそろって元に戻りました。

 

大事には到らずによかったです。

 

 

まあ、よほど近づいたまま放置しない限り電気ストーブでやけどすることはないと思うのですが、

毛が焦げるだけでもヒヤヒヤします。

人間が注意できるとすれば

・寝るとき、外出するときなど見ていられないときは消す

・もし猫が近づいていたらストーブをどかすかスイッチを消す

くらいですね。

慌てて猫をどかそうとするより、ストーブをどかす方が早いです。

 

石油ストーブだともう少し危険度は増しそうです。

私は子供の頃実家で使ったことしかありませんが、

飛び乗ったらやけどしますし、倒れたりしたら本当に危険だし、

猫のいる家では囲いを作って近寄れないように工夫するなど対処が必要です。

 

 

猫にとって危険なのはストーブだけではなく、ガスコンロも然りです。

 

そりゃそうですよね、火が着いていようがかまわず乗っちゃいますからね。

うちの子たちはガスコンロに乗らないお利口さんではないので、

料理中はできるだけ近づかないように気をつけていますが、

ティッキがまだ幼かったときに鍋を火にかけているコンロに

乗ってしまったことがありました。

 

上毛(眉毛みたいなヒゲ)が焼けました、チリチリに…。

 

眉毛が焼けたティッキ

おわかりいただけるだろうか

まだ生後4ヶ月の頃でした。

体も小さく、鍋の横を通れてしまったんですね。

こんなにヒゲがチリチリになっても気がつかない。

たまに「猫のヒゲって先まで神経通ってるんでしょ?!」と勘違いされる方がいますが、

さすがにそれはないです。

でも根元には神経が集中していますし、切れると感覚が鈍ったりするので

大事ではあります。

 

これもそのうち伸びたり生え変わったりして元通りになりますが、

鍋や火に触れてやけどしたら大変なので

料理中はなるべく近づかれないようにしないといけませんね。

 

 

最後にヨキのやけどの話を書きます。

 

実はヨキを引き取ったときに、すでにやけどをしていました。

右前足です。

右側の上毛もチリチリになっていました。

 

チビヨキ

眉毛チリチリなチビヨキ

チビヨキの右手

右手の肉球に焼けた跡があります

ヨキを連れてきてくれた人にやけどをしていたと伝えたら

まったく気がつかなかった! と謝ってくれましたが、

気がつかなかった故にやけどの原因はわからず。

ヨキを保護してくれた人はオイルヒーターしか使っていなかったそうで、

オイルヒーターは表面はそこそこ熱くなるものの

ずっと触れていない限りやけどにはならないでしょう。

また上毛は焼けているのに上唇毛(いわゆるヒゲ)は焼けていないので

瞬間的に熱いものに前足とおでこだけ触れてしまったのかもしれません。

 

生後2ヶ月も経っていない体にはけっこう大きなやけどだったようです。

ヒゲは生え変わりますが、肉球のやけど部分はのちにポロリと取れて

肉が欠損してしまいました。

 

ヨキの右手

現在のヨキの右前足

人差し指って言っていいのかな、そこの肉球に少しツレたような傷跡があります。

また他の指に比べて人差し指の爪周りの肉だけちょっと削ぎ落ちています。

 

一般的に猫がやけどをしたら病院へ連れて行く方がよいようですが

ヨキはやけどをしてからもう日が経っていたのか、

自分では全然気にする様子もなく患部も固まっていたので

特に診察はしてもらいませんでした。

 

こうして傷が残ってしまうのを見ると、やけどや他のケガもですが

気をつけてあげないとかわいそうだなと思いました。

本人が焼け始めてもなかなか気がつかないだけに、

人間が常に気を配って事故を回避したいものですね。