猫との生活 Kissa Life

ティッキ、ピルク、ヨキの3にゃんずと暮らす日々

ヨキの歯周病顛末 その1

ご無沙汰していました。

あっという間に8ヶ月も更新を怠ってしまった!

 

時間が経つのは早い…。

 

書きたいことはたくさんあったんですよね、

ハロウィンの話とかヨキの誕生日とか

クリスマスとか。

 

でも書けなかったのでそれはまたの機会にってことで。

 

今回だけは備忘録を兼ねて書かねばなりません。

 

ヨキが「歯周病」と診断される

 

その顛末を少々長くなりますが記しておきます。

 

事の始まりは先月末。

普段まず吐くことのないヨキが24日と29日に吐きました。

同時にお腹もゆるく、軟便を何度も。

 

24日のあとは一時的に回復したのですが、再び吐いたのでこれは病院に行かなければと29日中にヨキをリュックに乗せて病院に向かいました。

私は車を持ってないので、徒歩とバスです。

 

リュックの中のヨキ

とつぜん おでかけ

 

ところが病院に着いたら社員研修のためお休み!!

あ〜、電話してから出かければよかった〜!!

 

ヨキアップ

せっかくきたのに おやすみにょー!


ただのお散歩になっちゃった。

ごめんね、ヨキ。

 

翌日は電話してから行きましたよ。

土曜日ですが通常営業でした。

前日は晴れてたのにこの日は小雨が降っていたので、リュックにゴミ袋を被せて濡れないようにしました。

 

リュック袋がけ

やっつけ仕事

 

見た目はアレですが背に腹は変えられぬ。

今日行かなければ月曜日まで待たなければなりません。

 

リュックの中のヨキ

びょういんで しんさつまちー


主治医に軟便と嘔吐の話をしたら胃薬と抗生剤で様子を見ましょうと。

 

おっと、忘れるところでした、そもそもここしばらく口臭と冷蔵庫に入れた冷たいフードを食べないのが気になっていて、もしかしてお口に何か異常があるのか? と思い、それで通院しなければと思いつつ先延ばしにしてたのでした。

 

うっかり忘れてましたーってていで先生に話すと、先生がヨキのお口を覗いて

 

「歯茎が赤くなってますね、歯周病です」

 

え…

確かに上顎の奥歯付近の歯肉が赤くなってます。

これが口臭の原因だったのね…。

 

ヨキあくび

あーん

後日あくびをしたときに撮った写真ですが、上奥歯の辺りが少し赤いのがわかります。

 

このままだとどうなる?

 

たくさん話を聞いて私も混乱してしまいましたが、あと2年くらいしたら歯が抜けるかも、もし自然に抜けなければ全身麻酔をして抜歯しないといけない。

むしろ全部歯がなくなると落ち着く子もいますよと簡単に言われたりして。

とりあえず今できるのは歯みがきくらいしかないと。

 

ええ〜、ヨキはまだ3歳なのに、5歳くらいで歯がない子になっちゃうの?

それはあまりにもかわいそう…!(´;ω;`)

もう軟便のこととか吹っ飛ぶくらい衝撃的な話でした…。

 

なんとかしてその状態にさせない方法はないだろうかと自宅に帰ってからネットで必死に調べました。

やっぱり歯みがき…? と思っていたら、どうやらもう歯肉が荒れてしまった子は歯みがきすると歯茎を痛めるので、そのままはしない方がいいらしい。

 

ふと思い出した。

私が入っているアクサダイレクトのペット保険は、獣医さんに相談できる電話窓口がある。

24時間いつでも相談できるのか…とわかったらいてもたってもいられなくて、日曜日の午前3時くらいに電話してしまいました。

 

対応してくださった獣医さんがおっしゃるには、やはりそのまま歯みがきせず、まずは消炎剤で歯茎の赤みを改善させてからしてみたらどうかとのことでした。

待てよ、すでに炎症を起こしてるのになんで主治医は消炎剤を出してくれなかったんだろう?

 

もやもやしながら月曜日を待つ…。

 

先生と二度目のお話し

 

月曜日になり、病院に電話して主治医からのお返事を待ちました。

電話が来たのは診察時間が終わった午後7時過ぎ。

 

消炎剤という薬があると聞いたので、できればそれを飲ませたいと言う私に、先生はあまりいい返事をしてくれませんでした。

というのも、薬を飲めば確かにその間は炎症が治まるだろうけど、飲むのをやめたら元に戻ってしまう。そうなるとずっと薬を飲ませなければいけない。

結局口の中にあるばい菌を退治しない限り根本的には治らないと。

またずっと薬を飲み続けるのも猫の体にとっていいことではない。

 

一度は歯みがきを勧められましたが、それでばい菌がなくなるわけではないし、実際問題として歯みがきをするのはとてもむずかしく、できてない飼い主さんがほとんどですと。

そもそも歯みがきで歯石は落ちないし、歯石がある限りばい菌もいなくならない。

どうしても処置するなら全身麻酔をかけて歯石を取らないといけない。

それでも取り切れるとは限らないので、何度かしなければいけない。

 

それもネットで調べたら出てきた話ですが、かなり治療費がかさむ上にどうやら保険の対象外らしいのです。

収入の少ない私には負担できそうにありません…。

 

そしたら、どうすればいいんでしょう? と聞くと、どうしようもない、悪くなって歯が抜けるのを待つしかないのではないか、との言い方でした。

 

そんな、そんな…

どうしようもないなんて…

 

涙が出てきました。

 

本当にやりようがないのか

 

黙って悪くなるのを見ているしかない、と言われて私はどうにも我慢できませんでした。

この子を歯周病にしてしまったことを猛烈に後悔し、どうしてもなんとかしてあげたいと思いました。

気がついたら号泣しながら先生にいらんことまで話して「せめて歯みがきだけでもさせてください!」と訴えていました。

 

いや、あとから思えばそういうのも違うんですよね、多分。

先生を説得して自分のしたいようにするってのは、冷静じゃない。

私が間違ってるかも。

 

だけど先生も私の訴えを聞いて

「何かしてあげた方が精神衛生上よさそうですね、わかりました消炎剤を出しましょう」

と折れてくださいました。

 

それでよかったのかなぁと思いつつ、水曜日に薬をもらいに行くことになりました。

 

先生は念のため保険会社に、歯周病治療に関する薬等が保険対象になるかどうか確認してくださいねとおっしゃいました。

 

こんなことで絶望するなんて

 

甘く思っていたのかな。

歯周病なんて、人間なら命に関わるものではないしある程度治療できる。

 

それが猫に置き換わるとこんなにも難しいのか。

 

保険に確認したら、基本的に口の中に関すること、歯や歯肉に関する治療は対象外ですとのこと。

ただし、症状がかなり進んだ場合はその限りではないと。

 

この説明がですね、私をもっと苦しめたのです。

 

歯周病が進んで顔に膿みが溜まって顔が腫れて、それを取り除く処置の場合や、顎の骨が溶けるなどしてもろくなった場合の治療に関しては保険の対象となります」

 

…て、

 

そんな症状になるの??

 

マジで?

 

それがあと2年くらいで?

 

うそだろーーー!!

いやだーーー!!

 

ヨキが、ヨキがそんなになるなんて思いたくない!!

信じたくない!!

 

誰か助けて!!

ヨキを助けて!!

 

滅多にないことですが神に祈りたい気持ちになりました。

 

もう絶望…ヨキに何度もごめんねごめんねと言い、胃も苦しくて絶不調。

涙しか出てこない。

 

それでもあきらめきれず

 

うちから行ける範囲でペット用品が買えるのはイオンモールにあるPeTeMo。

ネットで調べた際よく出てきた話に「グリニーズを与える」というのがありました。

 

火曜日にPeTeMoで探したら売ってました。

 

グリニーズ

新しいおやつ?


「歯みがき専用スナック」とあります。

こんな商品があることを知りませんでした。

 

これを食べさせても歯石は取れないだろうけど、少しでも予防になるなら…と思い、一袋買って与えてみたところ、

 

ヨキだけ食べない…。

 

いや、一粒は食べたのですが、二つ目からは見向きもせず。

もしやと思いひとつ噛んでみたら

 

かったーい!

普通のカリカリよりずっと硬い!

 

こりゃ歯茎が痛んでる子は食べたがらないわ…。

 

ティッキもピルクもちょうだいちょうだい! とすごくほしがったので、無駄にはなりませんでしたが、ヨキには残念な結果に。

 

翌日先生に聞いたら、グリニーズが発売された当初は

硬すぎて歯が欠ける

とか

丸呑みしたら喉に詰まって危険

とか言われて不評だったんだそうです。

今は改良されているのかもしれませんが。

 

もう、一度歯茎が痛んでしまうといろいろできなくなるんですね…。

 

グリニーズはティッキとピルクのおやつになりました。

 

この続きは次のブログで。