猫との生活 Kissa Life

ティッキ、ピルク、ヨキの3にゃんずと暮らす日々

どうぶつ愛護団体の裏側

ちょっと思い出したのでこんな話題を。

 

我が家のピルクとヨキはいわゆる野良猫出身です。

でも愛護団体や保護団体のお世話にはならずに引き取りました。

 

ピルクアップ

アタチのママも のらねこだったにょ

ピルクとその姉妹たちは市内の工場の敷地で生まれました。

ピルクのママは子供たちを産んだ約2週間後に交通事故で死亡(涙)。

工場の人たちが子猫たちの世話をしてくれていましたが、

いつまでもこのままにはできないとのことで里親を探すことに。

友人からその情報を聞いた私は、まだ引き取るとも決めずに一緒に見に行きました。

 

ママを失って一週間、子猫たちの体は汚れ、猫かぜをひき健康状態も思わしくなかったです。

唯一オスだった茶トラの子はすでに引き取り手が決まっていましたが、

他の姉妹たちはこのままでは命にかかわるかも…と思い、

ひとまず5匹全員を連れて動物病院に行き、薬を処方してもらいました。

そうしているうちに、1匹だけ引き取ろうという気持ちが固まったのです。

姉妹の中で一番好奇心が強そうだと選んだのがピルクでした。

他の子たちは動物病院で処方してもらったお薬を渡して工場の人たちに委ねました。

 

茶トラのお兄ちゃんを引き取ってくれたのは、偶然にも

私の出身地、八王子に住む女性でした。

わざわざ八王子から長野県まで引き取りに来てくれたのです。

 

その後、残りの3姉妹がどうなったのかは聞いていないのでわかりません。

一緒に行った友人はすでにオス猫を1匹飼っていたのでメスを引き取るのはやめましたが、

今ではしっかり3匹の面倒を見ています。

 

ピルクのママ、会ってみたかったな。

 

 

ヨキも東京の道端で拾われた子です。

 

ヨキアップ

ボクどうしておそとにいたのかわからないにょー

車道横の歩道の「ド真ん中」でうずくまっていたところを

優しく美しいウクライナ人女性に保護されました。

12月の寒空に生後1ヶ月でぽつんとしていたのです。

 

発見したときの写真を見せてもらったら本当に歩道のド真ん中にいまして、

もしママが近くにいて移動の途中だったりしたら

ド真ん中には置いていかないはず、普通なら植え込みの影などに隠すでしょう。

だからママはいず、自分でそこまで歩いてきたんだと思いました。

 

そのウクライナ人女性の日本人の友人がFacebookで里親を探していると書いていたのを目にし、

これまたすぐに引き取るかどうかは迷ったのですが

写真を見せてもらったりしているうちに気持ちが傾きまして…。

 

なにしろこんなにきれいな子だし。

3匹目もぼんやりと考えている時期だったので、えいや!で引き取ることにしました。

友人さんが東京から連れてきてくれました。

 

保護主のウクライナ人女性にはお目にかかれませんでしたが、

Instagramでお互いにフォローしています。

彼女は今でもずっと、ヨキのことを見てくれているのです。

 

こんな風にして、2人とも直接引き取りました。

 

 

逆に、私が子猫を保護したこともあります。

 

イルバロ

かわいい子猫姉妹

友人から、車道脇の危険なところに子猫たちが棲み着いていると聞いて。

その人はすでにペットを複数飼っていたのでうちでは無理だと。

(そのうち1匹は川に落ちていたのを機転で拾い上げた子猫だったり)

息子さんが毎日ごはんをあげながら様子を見ていてくれましたが、

親猫が現れる気配がないとのことだったので保護することにしました。

 

当時私は自宅以外に仕事部屋も借りていたので、そちらで保護することができたんです。

左の白みが多い子をバロ(フィンランド語で「光」)、

右の黒みが多い子をイルタ(フィンランド語で「宵」)と名付けて数日世話をしました。

 

里親をどうやって探そうと思っていたときに、たまたま行きつけの喫茶店に

猫の保護活動をしているという店員さんがいたので

その人に相談してみました。

 

すると保護団体などに任せず、「預かりさん」という人に渡した方がいいとのこと。

地元に保護団体があるのは知っていたのですが、

その人曰く、以前そことケンカしたことがあるのでやめた方がいいと言われまして。

私もなんとなーくそこはいろいろと面倒臭そうだなと思っていました(^_^;)。

 

実は預かりさんとはその人本人だったんですけどね。

結局自宅でしばらく育ててくれてから里親を探してくださり、

現在「イル」と「バロ」という名前で姉妹一緒に市内のご家庭に引き取られ

幸せに暮らしているそうです。

 

さて、前置きが長くなりました。

ここからが本題です(笑)

 

仕事部屋を借りているときには庭がありまして、

野良猫の通り道になっていました。

 

そこで何匹もの猫たちに出会い、この子たちにも幸せに生きてほしいなぁと思ううちに

動物愛護活動に興味を持つようになりました。

 

ふむふむ、TNR活動とか、地域猫とか、殺処分を減らす方法があるのね。

当然、そういう活動に協力したいという気持ちがわいてきました。

 

そこで、あるどうぶつ愛護団体の活動に目が留まり、

寄付をしたりするようになりました。

 

しばらくは寄付を続けていたのですが、そこの活動内容を知るにつれ

なんとなく疑問に思うことも出てきまして…。

 

島にいる猫を全部捕まえて強制的に避妊・去勢手術、耳をカットして元の場所に戻す。

全部…?

そしたら数年後にはその島に猫は1匹もいなくなるわけですよね。

野良猫の寿命は5年くらいと言われているから、いなくなるのはすぐです。

 

なんか極端じゃないですか?

その島に住む、猫を飼いたいと思ってる人は将来どうすればいいわけ?

ペットショップから買うしかないの?

 

なんか、なんかなぁ。

 

間違って飼い猫が混じってても、手術して耳をカットしちゃうのかなぁ。

 

そんなモヤモヤが募ってきたとき、偶然ある情報を耳にしました。

 

それは私が連載している雑誌の担当者と電話で話していたとき。

流れで、その愛護団体の話になったのです。

「え、なんていう団体?」と言われたので名前を言うと、その場で検索。

 

「うーん、ちょっと待てよ。これ、〇〇って人が代表なの?」

 

そう書いてあるからそうなんでしょうね。

 

「この人…暴力団員だよ?」

 

え?? マジで?

 

「昔仕事でそういう関係の人を調べたことがあるんだ。その中にこの人いたよ?」

 

…なんと。

そんなつながりがあったとは。

 

今現在もそうなのかどうかはわかりません。

だけど以前そうだったことは間違いないとのこと。

 

「動物愛護って言えば寄付が集まるじゃない。

そういうのが暴力団の資金に流れてないとは言いきれないよね」

 

言われてみれば確かにそうだ…。

だからやることも極端なのかな。

 

ああー!!

こういうのを無闇に信用してはいけないのね〜!!

 

それ以来寄付はやめました。

そして愛護団体、保護団体は用心するようになりました。

 

もちろん、そんなことにまったく関係ないところもあるでしょう。

だけど私が見抜けない以上、やたらと協力してはいけないと。

 

少なくとも私が寄付をしていた、その団体は手放しで信用してはいけないと思いました。

 

けっこう有名なところなんですけどね…。

 

私が通っている動物病院の院長先生は、猫の不妊手術にも心を傷めた時期があったと聞きました。

 

「だってさ、お腹大きくなってる猫連れてきて手術してくれって言うんだよ?

俺どうすればいいの、って思ったよ」

 

「結局、仕事だと割り切るしかないと思ったんだ。その度に手を合わせてるよ」

 

先生でさえそういう葛藤があるのです。

それが普通だと思います。

 

流れ作業のように次々と手術ができる医師は、ちょっと神経がマヒしているのかもしれません…。

 

うちの市内では猫の殺処分はゼロなのだと聞きました。

誰かに引き取られるまでがんばる、あるいは見つからなかったら

どうにかして終生面倒を見ているそうです。

 

あまりに「殺処分ゼロ!」にこだわりすぎて

活動にのめり込む前に、冷静に判断されますように。

 

そのお金、本当に役立ててもらえていますか?