おいしい薬
最近ヨキがお腹を壊し続けています…
そこで病院からバクシダールという錠剤の抗菌剤と
ビヒラクチンという粉薬を処方してもらい、ヨキに与えました。
バクシダールはお口をあーんさせてそのまま飲ませるのですが、
ビヒラクチンは一手間かかります。
整腸剤です。
粉を水で溶くためにちっちゃいパイレックスボウルとマドラーとシリンジ(病院からもらったもの)を使います。
まずシリンジで1cc水を測り、ボウルにあけたビヒラクチンに加えます。
マドラーでよく混ぜて溶かします。
再びシリンジで吸い込み、お口の中へ流し込みます。
という風に病院で教わったのでずーっとそうしてたのですが、ある日のこと。
ティッキがビヒラクチンに興味深そうに近寄ってきたので
吸い込んだ後のボウルを目の前に出してみると…
えっ。
舐めた。
そのままペロリと舐めた。
もしかしておいしいの?
と思って私も指先で舐めてみたら
おいしい。
甘いミルクみたい。
いやー、知らなかった。
これならヨキも直接舐めるかもと思い、
次の日ボウルのまま与えてみたところ…
舐めるよ!
なーんだ!
直接あげてよかったんだ!
シリンジいらないじゃん〜。
ボウルの薬がシリンジで取り切れないのが気になってたのですが、
これなら無駄なく与えられます。
それにお口に差し込むのも嫌がってたしね。
それからは「おいちぃお薬飲もうか〜」と言って毎回ボウルのまま与えていますが、
ティッキが味をしめたのか、粉を混ぜていると
「くれるの? くれないの?」
と寄ってくるようになりました(笑)
あんたお腹壊してないから飲む必要なし。
猫は甘い味がわからないと言いますが、
ビヒラクチンはおいしいと感じるんですね。
ヨキも舐め終わったあと「おかわりは?」という感じで見上げてきます(笑)
お薬はおかわりしないのよ〜!
まだ完全復活ではありませんが、
もう投薬はしないで様子をみています。
こう言っては何ですが、
猫にお薬を与えていたりすると
「お世話している」
という感じが強くなり、ちょっとうれしい気がします。
ヨキはうちに来たときもう2ヶ月近くだったのにまだミルクしか飲めなくて、
毎日ミルクと離乳食を与えていましたが、
猫のためにミルクを作るという経験もうれしかったですね〜。
本当に乳飲み子なら2時間置きに与えないといけないそうですが、
ヨキは1日に2回くらいあげればいいだけでしたから、
そんなに大変ではなかった分、毎回ミルクを作るのが喜びでした。
あー、何事も経験。
将来本当に病気になってお世話しなければいけなくなったら
こんな呑気なことは言ってられないと思いますが…。
今は、ちょっとしあわせ。