猫との会話は成立するか?その3
末っ子ヨキ。
この子はとにかくよくしゃべる。
私にもよく話しかけてくる。
「あぅ」とか「えぅ」とか「ふー」とか私の目をまっすぐ見て
一生懸命何かを話しかけてくるんだけど
ごめんオカン猫語わからない。
「わからないよヨキ、オカンにわかるように言って」
と言うと
「オカン」
いや、そーじゃなくて。
「うーん、ごはん? 遊ぶ? それともお風呂?」
とか1人でボケてみるがお風呂じゃないことは確かだ。
大体の見分け方はわかります。
上の写真にある赤い棒、通称ヨキ棒が一番遊ぶもの。
遊びたいときはたくさんしゃべりながら、この棒を咥えてきます。
ごはんのときはまずしゃべりかけて私を振り向かせてから
声を出さずに口を開けて
「っっっく」
という発声?をします。
この
「っっっく」
が多いときは間違いなくごはん。
近くにヨキ棒があっても咥えてこなければごはん。
あ、ヨキの場合赤ちゃんのときにカリカリを食べると吐くという時期が長かったせいか今でもカリカリよりウェットフードを食べたがるので、この場合のごはんは
「カリカリじゃなくてウェットがほしいよ!」
という意味です。
それでも判断しかねるときがあります。
というのは3時間前にウェットを食べたばかりだったり、
「っっっく」がよくわからなかったりするとき。
そんなときはごはんかなーと思いつつ、腰を上げてキッチンの方に行こうとすると
ヨキが意気揚々とキッチンに先導してくれるので
ああこれはごはんで間違いないな、とわかるわけです。
こんな感じでごはんが出されるのを待っています。
そんなヨキでも、我が家に来た当初はまったく声を出さない子でした。
保護主のウクライナ人女性の知人で、仲介してヨキを松本まで連れてきてくれた人が
しばらく経ってから
「あの子しゃべる?」
と心配したくらい。
おそらくママともはぐれてひとりでいたため、
しゃべるってことを知らなかったのかも。
でも我が家に来たら先住猫が2人いて、なんだかしゃべってるわけです。
にゃーとは言わないけど。
(うちの子たち誰もにゃーと言わない)
そうか、声を出していいんだ!
と初めて気がついたんでしょう。
そして誰よりもしゃべる子になりました。
これからももっとお互いの意志が通じるように、
ヨキの言葉を聞き取ってあげたいと思います。