猫との生活 Kissa Life

ティッキ、ピルク、ヨキの3にゃんずと暮らす日々

うんねーの謎

私がキッチンに立つと、よくピルクが寄ってきます。

「うんねー!」と言うので、はいはいと背中をなでます。

 

うんねーちてー

うんねーちてー

「うんねー」とはなんぞや?

ピルクが発することのできる、数少ない言葉のひとつ。

そもそもこの子は「にゃー」とも言わない。

いや正確には、動物病院に行き切羽詰まると

「にゃーん」に近い言葉は発するけど、普段は

「あ゛ー」とも「お゛ー」ともつかないような声しか出しません。

 

その中でまあまあ聞き取れるのが「うんねー」なのです。

 

うんねー気持ちいい

うんねーきもちいい

いつの頃からか、「うんねー!」と言われると
背中を指で強めにくしけずる行為をするようになりました。

櫛やブラシは嫌いなんだけど、指でゴシゴシするのは大好きみたい。

 

オカン 手が止まってるにゃ

オカン てがとまってるにゃ

ずっと動かしながら撮るとブレるので、手を止めて撮ってみました(笑)

 

オカンが「うんねーするの?」と言いながら背中をくしけずるので
ピルクもおそらく「うんねー = くしけずること」と認識したんでしょうね。

なぜかキッチンに立つタイミングを見計らって

うんねーされにきます。

 

頭もうんねー

あたまもうんねー

たまに顔を上げて、私と目を合わせます。

それは「頭もなでて」の合図。

こうして人間は猫に使われる存在となって行くのである…。

 

なんで止める

ん? なんでとめるにゃ

ふふふ。

お顔を撮りたかったからよ。

 

もっと うんねーするにゃ!

もっと うんねーするにゃ!

わかりました…

 

それで いいにゃ

それで いいにゃ

こうしてうんねーするととても気持ちがいいのか、
最後は足下にごろんとなってしまいます。

 

はあぁ〜 うっとりにゃん

はあぁ〜 うっとりにゃん

ピルクはゴロゴロも言えない子なんですけど、
うんねーしてると息づかいは荒くなります。
なんらかの要因でゴロゴロの音が出ないだけなんでしょうね。

 

その息づかいを聞きつけてか、よくヨキもやってきます。

 

ついでにヨキにもうんねーしてあげるのですが、
ヨキは超猫っ毛なので静電気がものすごく、
被毛の下の方の毛が出てきます。

 

ぼっさぼさ にょー

ぼっさぼさ にょー

あまりにもぼさぼさになるので静電気起きすぎ!

発電してる! とか思って笑えます。

中の方の毛は白いんですよね。

 

そのまんま おみずのむにょー

そのまんま おみずのむにょー

 

とりあえずピルク直伝?の「うんねー」はヨキも好きみたいです。

 

 

 

おいしい薬

最近ヨキがお腹を壊し続けています…

 

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ぽんぽん ぺいん にょー

そこで病院からバクシダールという錠剤の抗菌剤と

ビヒラクチンという粉薬を処方してもらい、ヨキに与えました。

 

バクシダールはお口をあーんさせてそのまま飲ませるのですが、

ビヒラクチンは一手間かかります。

 

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ビヒラクチン投薬セット

名前からしていわゆるビフィズス菌のお薬だと思われます。

整腸剤です。

粉を水で溶くためにちっちゃいパイレックスボウルとマドラーとシリンジ(病院からもらったもの)を使います。

 

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ちょろちょろ

まずシリンジで1cc水を測り、ボウルにあけたビヒラクチンに加えます。

 

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まぜまぜ

マドラーでよく混ぜて溶かします。

 

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ちゅー

再びシリンジで吸い込み、お口の中へ流し込みます。

という風に病院で教わったのでずーっとそうしてたのですが、ある日のこと。

 

ティッキがビヒラクチンに興味深そうに近寄ってきたので

吸い込んだ後のボウルを目の前に出してみると…

 

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なにこれ 未体験

えっ。

舐めた。

そのままペロリと舐めた。

 

もしかしておいしいの?

と思って私も指先で舐めてみたら

 

おいしい。

甘いミルクみたい。

 

いやー、知らなかった。

これならヨキも直接舐めるかもと思い、

次の日ボウルのまま与えてみたところ…

 

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おいちぃ ペロペロ

舐めるよ!

なーんだ!

直接あげてよかったんだ!

 

シリンジいらないじゃん〜。

 

ボウルの薬がシリンジで取り切れないのが気になってたのですが、

これなら無駄なく与えられます。

それにお口に差し込むのも嫌がってたしね。

 

それからは「おいちぃお薬飲もうか〜」と言って毎回ボウルのまま与えていますが、

ティッキが味をしめたのか、粉を混ぜていると

「くれるの? くれないの?」

と寄ってくるようになりました(笑)

 

あんたお腹壊してないから飲む必要なし。

 

猫は甘い味がわからないと言いますが、

ビヒラクチンはおいしいと感じるんですね。

 

ヨキも舐め終わったあと「おかわりは?」という感じで見上げてきます(笑)

お薬はおかわりしないのよ〜!

 

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おひさま ぽかぽか

まだ完全復活ではありませんが、

もう投薬はしないで様子をみています。

 

 

こう言っては何ですが、

猫にお薬を与えていたりすると

「お世話している」

という感じが強くなり、ちょっとうれしい気がします。

 

ヨキはうちに来たときもう2ヶ月近くだったのにまだミルクしか飲めなくて、

毎日ミルクと離乳食を与えていましたが、

猫のためにミルクを作るという経験もうれしかったですね〜。

 

本当に乳飲み子なら2時間置きに与えないといけないそうですが、

ヨキは1日に2回くらいあげればいいだけでしたから、

そんなに大変ではなかった分、毎回ミルクを作るのが喜びでした。

 

あー、何事も経験。

 

将来本当に病気になってお世話しなければいけなくなったら

こんな呑気なことは言ってられないと思いますが…。

 

今は、ちょっとしあわせ。

 

 

 

首輪が擦れた!

ヨキが大人サイズになったとき買い直した首輪。

余裕を持って付けていたのですが、

しばらくサイズ調節をしていませんでした。

 

先日ふと気がつくと、首の内側に赤いところが。

すぐに首輪を外して確認すると、

擦れて毛がなくなっている!

 

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あらららー!

 

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痛々しいです…。

 

幸い自分で掻いたりしないのでひどくはないようですが、

首輪を緩めにして付け直しました。

 

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緩くしたら傷に当たらなくなり、丸見えです。

 

 

それから2週間ほど経ち。

無事に毛が生えてきて治ってきました。

 

ヨキは体毛がちょっと長めでフワフワなので、

指が入るほど余裕を持たせて首輪を付けても

擦れてしまったようです。

 

これからはまめに確認するようにします…。

ごめんね、ヨキ。

 

窓辺のヨキ

ぼく ハゲるのいやにょ〜…

 

 

再び入院体験

先月5種ワクチンを受け直したピルク。

2度目のワクチンに行ってきました。

 

ピルクリュック

ワタワタしちゃったにょ

行くときリュックの中で怯えて動き回ったのか、

バスに乗ろうと確認したら底板が縦になってた!

リュックの両脇のファスナーを開けて手を入れ、

注意深く底板をピルクの下へ移動。

せっかくペットシーツを敷いてあるのに

もしこのままおもらしとかされたら大変だもんね〜。

 

病院で診察してもらい、後ろ足にチクッと注射。

この時点でも相当緊張していたのか、肉球から汗ダクダク。

診察台が濡れて気がつくほど。

冷や汗かな?

 

それから保育器に移して入院です。

 

先月は用事があったので注射前のピルクを預けて

そのまま病院をあとにしてしまったため

保育器に入る際付き添いませんでした。

 

今回は付き添ったせいか、「前回ほどビクビクしてないですね」との

看護師さんの言葉。

2度目だから慣れてくれるかな〜と思いつつ預けてきました。

 

 

2日後お迎えに。

 

「ごはん、全然食べなかったです…」

あれ?

先月は帰る直前には少し食べたって聞いたけど、

今回はまったく食べられなかったの?

 

「この子、入院には向いてないかもしれないですね」

そうですか…。

でももし病気になったらしないといけないし。

ちょっとは慣れてくれるといいんだけどなー。

 

保育器の中でオカンを見つけたら立ち上がって

「だちてーーー!! かえるにゃーー!!」

と鳴き叫ぶピルクを先生が抱えて診察台へ。

入院中は声も一切出さなかったそうです。

 

ピルク診察台

めっちゃイカ耳

体重、また減ってた…。

3.8kgでした。

入院前は4.1kgだったのでまた300g減ったのね。

成猫で体格も普通で4kg前後だからもともと痩せてるのに

さらに減ってしまうとは。

 

問題なく退院できるとのことでさあ帰るよとリュックを開けたら

自分からサッサと入りました。

この中の方が安全! とわかったのでしょうか。

 

ピルクリュックの中

そちてまたバスにゆられてかえるにょよ

たまに鳴いたけど、帰るってわかったのかな

比較的おとなしかったです。

 

バスを降りて1キロ歩いて、おうちに到着。

 

水飲みピルク

チャクチャク チャクチャク

前回同様、帰宅した途端に水を何度も飲みました。

ええ、飲んでるのかこぼしてるのかわからない飲み方で。

 

全然食べてなかったからまずはお水を補給なんでしょうね。

 

横たわるピルク

よっこい しょういち

気持ちは落ち着いたようで前回みたいに震えることもなく、

疲れたように横たわりました。

暖かくなってたせいかおひざには乗らないです。

 

体重減ったから体力も落ちてるよね。

 

あちこち少し歩いては横たわるの繰り返し。

 

お留守番していたティッキとヨキにおやつ(モンプチピューレKISS)をあげて、

ピルクも食べるかな、と少し残したのを寝ているところに持って行ったら

ペロペロと食べました。

前回は帰宅初日はおやつすら食べなかったので一安心。

 

ピルクをのぞくヨキ

ピルク〜 にゃにしてるにょ〜

しばらくするとあまり入らないタワーに籠もる。

ヨキが心配して見に来ました。

 

タワーのピルク

くらいとこ おちつく

自分なりに気持ちが落ち着くところを探したんでしょうね。

 

たまにうろつきながらまた床にペタッとなったので、試しにウェットフードのお皿を

口元に置いたら寝そべったまま食べました。

 

食べるピルク

ムシャムシャ

まだたくさんは食べられませんが、

退院初日におやつもごはんも食べられたし、

トイレもちゃんとできたので前回よりはマシでした。

 

 

それから2日。

すっかり元通りになりましたよ〜。

やっぱりおうちが一番落ち着くんだね。

 

前回ほどではないけどほのかに

病院くさい においも

この2日でほぼ取れたし。

 

私に何かがあったらこの子たちはどうすればいいんだろうということを

随分考えさせられました。

神経が太いティッキは他の人に預けたり、面倒見てもらっても問題なさそうですが

他人が怖いヨキやピルクは簡単に人の世話になることもできなさそう。

 

ヨキは玄関に人がいても遠くから見れる程度には慣れてきましたが

隠れたっきりまったく出てこないほど怖がるピルクはなぁ…。

 

どうにかならんものか。

 

 

 

 

帰宅しました

22日から2泊で入院していたピルク。

熱が出ることもなく、24日にお迎えに行きました。

 

保育室のピルク

なんかとびらあいたにゃ…

まだオカンが来たことが理解できてない様子。

恐怖でこんな風に固まってしまい、ごはんもほとんど食べなかったそうです。

 

立ち上がるピルク

あれ?オカンにゃの?

起き上がった…けど、なんかやつれてる〜!

痩せたの?

 

鳴くピルク

オカンにゃ〜! かえるにゃ〜!

やっと状況把握。

 

訴えるピルク

だちて〜! あたちかえるにゃ〜!!

叫んでいる顔もかわいい(笑)

はい、一緒に帰るよ〜。

 

リュックのピルク

またこれにはいるにょね…

バスで帰るからね〜またリュックでしばらくがまんしてね。

 

バス停のピルク

くるま こわい

バス停で待つこと20分くらい。

行き交う車にガクブルしていました。

 

バスに乗って、バス停から歩くこと約15分

やっとおうちに着いたよー!

 

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ただいまにょ〜!

 

お家に入って何をするかと思ったら

お水を何度もガブガブ飲んでいました。

 

水を飲むピルク

チャクチャク チャクチャク

おやつよりごはんより水でした。

それだけ緊張していたのか、食事もほとんど摂らなかったので

喉が渇いていたのか。

 

まあこの人の場合、水を飲んでるんだかこぼしてるんだかわからない飲み方ですが(笑)

 

お膝のピルク

はあ… おひざ おちつく

この日はあまり動き回ることもなく、しばらくしたらいつも通りお膝に乗って

おとなしくしていました。

お膝に乗ってても呼吸が痙攣みたいで小刻みに震えててね、

かなり心配したのよオカンは。

 

体重量ってみたら3.9kgで、やっぱり300gくらい減ってたよ(´Д`)

2日食べないとそんなに減るのね。

それでしんどくて元気もなかったのかも。

 

翌日にはごはんもよく食べ、飛び回るようになり安心しました。

 

ホントにまあ、オカンにはこんなにベタベタなのに

他人はどんだけ怖いんだか。

 

オカンと他人の違いって何なんだろう…

いつもごはんくれるから?

見慣れてるから?

 

いやいや、ピルクはうちに来てすぐにオカンのあぐらの中で寝るようになった。

まだ見慣れてないはずのオカンでも怖がらなかったってことだよねえ。

 

そうなると何か猫にしかわからない違いがあるんだろうか。

なんてことをしみじみ考えました。

 

 

帰宅したピルクの気になることがひとつ。

 

なんかずっと病院臭い。

 

えー、なんでだろう?

病院にいただけでにおいが移っちゃったの?

それともワクチン打ったせいで体臭が変わったとか?

 

今までティッキやヨキが長いこと入院して帰ってきても

こんなに臭うことはありませんでした。

 

1mくらい離れたクッションで寝ていても病院臭さが鼻につくほど…。

そのせいかピルクが大好きなはずのヨキもあまり近寄らない。

多分自分でもいつものにおいじゃないって気になってるのではなかろうか。

 

そのうちにおいが元に戻るといいのですが。

 

 

それにしても、1回ワクチン打っただけでこんなにダメージ受けるんかい。

来月もう1回打つんですけど!

大丈夫かなぁ??

 

 

 

 

猫の日にゃのに…

あたちピルク。

こたつでねてたらオカンにらちされたにゃ。

 

リュックの中のピルク

ここはどこ…

リュックにいれられておそとにだされたにゃ。

おそとのかぜ、ちべたい…。

 

リュックの中のピルク2

おそとがうごいてる…

ゆらゆら、ゴトンゴトン、あたちどこかにつれてかれるみたいにゃ。

バスというものにのって、ついたのは…
 

リュックの中のピルク3

はっ! ここは!

ここはまえにもきたことあるにゃ!

びょういんていうところにゃ!

そういえばオカンが、ナイショだけどあしたびょういんにいくからねっていってたにゃ!

 

怖がるピルク

ガクガクブルブル

たちけてーーー!!

あたち にゃにされるにょーーー!!

こわすぎてよだれがでてきたにゃーーー!!

 

 

と、怖がっているピルクですが。

なんてことはない、ワクチン接種に連れて行きました。

それがたまたま猫の日になってしまって申し訳ないね(笑)

 

最初にティッキもピルクも3種混合だけを受けさせていたのですが、

今の病院に変えてから5種混合の方がよいから打ち直した方がよいと言われて

ティッキは打ち直し済み、ヨキは最初から5種にして、

ピルクだけが後回しになっていたのです。

 

その病院はワクチンでも接種後に熱が出ることがあるからと

無料で入院させてくれます。

 

ということで、昨日ピルクを連れて行き、預けてきました。

2泊になります。

そういえばピルクが入院したのは前の病院で避妊手術を受けて1泊しただけなので

2泊も外泊するのは初めてです。

 

怖がってるかなー。

ピルク、オカンにはベタベタで家にいるときはほとんどの時間お膝に乗ってるほどなのですが

他の人のことは極端に怖がって、誰かが家に来ていると隠れて絶対出てこないのです。

 

それなのに他人しかいないところに2泊3日は大変だろうな。

でも今日はやることがあって様子を見に行けないの。ごめん。

明日お迎えに行きます。

 

 

それよりね、すごく驚いたんですよ。

こんな貼り紙があって…

 

貼り紙

えっ えっ

うそ…

院長先生が…!

しかも、前回病院に行ったのは11月20日だよ?

そのとき先生いらしたよね?

 

もうショックです。

看護師さんにお話しをうかがったら突然だったとのこと。

どうりで最近電話しても先生出なかったはずだーー(´;ω;`)

 

大好きな先生でした。

聞いた話では元々人間の医師だったそうで、

だから動物に対しても人間の場合と同じように考えてくださり、

とても頼りになるいい先生でした。

 

私がティッキの避妊手術に迷ってると言ったら

当然だよ、人間の娘だったらどうする? と言ってくださったり、

車がないのでタクシーで通ってたら、一度

「タクシー断って、俺送ってくから」とわざわざ車で自宅まで送ってくださったり、

りんごもらったから持ってけ、と分けてくださったり、

ヨキのワクチンをするときに赤ちゃんみたいに抱っこして揺らしながら

「いい子だな〜いい子だな〜、はい終わったよ〜」と注射してくださった姿…

 

思い出すと泣けてきます。

 

66歳だったそうです。

まだお若いのに…。

 

先生に出会えてよかったです。

本当に、心からご冥福をお祈りいたします。

 

 



猫は焼けても気づかない

寒い時期はいろいろな暖房器具を使いますが、

猫にとっては危険なこともあります。

 

我が家でも猫たちがストーブの前から動かなくなります。

あまりにも近づいていて、焦げるんじゃないかな、と心配になったりしますが…

 

ストーブ前のティッキ

極楽 極楽

いやいや、さすがに焼けそうになったら気がつくだろう?

いいえ。

そんなことはありません。

 

猫は焼けても気がつきません。

 

現にうちの人たちは焼けた経験があります(汗)

 

被毛が焦げるため皮膚までは届かず、やけどにはなりません。

ですから本人もすぐに気がつかないのでしょう。

 

 

最初にストーブで焼けたのはピルクでした。

ちょうど3年前のことです。

私がパソコンをしているとなんだか焦げ臭いにおいが…

 

ふと見るとまさにピルクのしっぽから煙が出ているところでした!

慌ててストーブをどかし、撮った写真がこれ。

 

ピルクのしっぽ

見事に焼けてます

しっぽだけストーブに触れるほど近づけてしまったのですね。

 

ピルクのしっぽ焼け跡

こんがり

煙が出るほどの焦げだったのに、本人は「なにか?」って顔で

まったく気がついてなかったようです。

 

当時はカーボンヒーターを使っていました。

 

カーボンヒーター

ティッキ痩せてたな…

これ出力が強くてとても温かいのはいいのですが

連続で使うことができず3時間で切れてしまうスイッチでした。

切れる度に着け直すのが面倒だったので今の電気ストーブに替えたのです。

 

焦げた毛先はポロポロと落ちて、しばらくすると伸びてきました。

 

ピルクのしっぽ焼け跡

まだ薄茶色い

ちゃんと治るからよいのですが、気をつけないといけないとつくづく思いました。

 

 

それからずっと気をつけていたのに、ついこの年末のこと。

今度はティッキが焼けました。

 

ティッキ寝相

あれ、なんかお腹が…

茶色いよねぇ…。

 

ティッキのお腹

うわー!

これは!

明らかに焼けた跡

いつ焼けたのかは気づかず。

ティッキは本当にかなりストーブに近づいていることが多いので

気に留めていたつもりでしたが防ぎきれず。

 

表面の毛が落ちて、しばらくは模様がなくなってましたが(笑)

2ヶ月くらいしたら毛が生えそろって元に戻りました。

 

大事には到らずによかったです。

 

 

まあ、よほど近づいたまま放置しない限り電気ストーブでやけどすることはないと思うのですが、

毛が焦げるだけでもヒヤヒヤします。

人間が注意できるとすれば

・寝るとき、外出するときなど見ていられないときは消す

・もし猫が近づいていたらストーブをどかすかスイッチを消す

くらいですね。

慌てて猫をどかそうとするより、ストーブをどかす方が早いです。

 

石油ストーブだともう少し危険度は増しそうです。

私は子供の頃実家で使ったことしかありませんが、

飛び乗ったらやけどしますし、倒れたりしたら本当に危険だし、

猫のいる家では囲いを作って近寄れないように工夫するなど対処が必要です。

 

 

猫にとって危険なのはストーブだけではなく、ガスコンロも然りです。

 

そりゃそうですよね、火が着いていようがかまわず乗っちゃいますからね。

うちの子たちはガスコンロに乗らないお利口さんではないので、

料理中はできるだけ近づかないように気をつけていますが、

ティッキがまだ幼かったときに鍋を火にかけているコンロに

乗ってしまったことがありました。

 

上毛(眉毛みたいなヒゲ)が焼けました、チリチリに…。

 

眉毛が焼けたティッキ

おわかりいただけるだろうか

まだ生後4ヶ月の頃でした。

体も小さく、鍋の横を通れてしまったんですね。

こんなにヒゲがチリチリになっても気がつかない。

たまに「猫のヒゲって先まで神経通ってるんでしょ?!」と勘違いされる方がいますが、

さすがにそれはないです。

でも根元には神経が集中していますし、切れると感覚が鈍ったりするので

大事ではあります。

 

これもそのうち伸びたり生え変わったりして元通りになりますが、

鍋や火に触れてやけどしたら大変なので

料理中はなるべく近づかれないようにしないといけませんね。

 

 

最後にヨキのやけどの話を書きます。

 

実はヨキを引き取ったときに、すでにやけどをしていました。

右前足です。

右側の上毛もチリチリになっていました。

 

チビヨキ

眉毛チリチリなチビヨキ

チビヨキの右手

右手の肉球に焼けた跡があります

ヨキを連れてきてくれた人にやけどをしていたと伝えたら

まったく気がつかなかった! と謝ってくれましたが、

気がつかなかった故にやけどの原因はわからず。

ヨキを保護してくれた人はオイルヒーターしか使っていなかったそうで、

オイルヒーターは表面はそこそこ熱くなるものの

ずっと触れていない限りやけどにはならないでしょう。

また上毛は焼けているのに上唇毛(いわゆるヒゲ)は焼けていないので

瞬間的に熱いものに前足とおでこだけ触れてしまったのかもしれません。

 

生後2ヶ月も経っていない体にはけっこう大きなやけどだったようです。

ヒゲは生え変わりますが、肉球のやけど部分はのちにポロリと取れて

肉が欠損してしまいました。

 

ヨキの右手

現在のヨキの右前足

人差し指って言っていいのかな、そこの肉球に少しツレたような傷跡があります。

また他の指に比べて人差し指の爪周りの肉だけちょっと削ぎ落ちています。

 

一般的に猫がやけどをしたら病院へ連れて行く方がよいようですが

ヨキはやけどをしてからもう日が経っていたのか、

自分では全然気にする様子もなく患部も固まっていたので

特に診察はしてもらいませんでした。

 

こうして傷が残ってしまうのを見ると、やけどや他のケガもですが

気をつけてあげないとかわいそうだなと思いました。

本人が焼け始めてもなかなか気がつかないだけに、

人間が常に気を配って事故を回避したいものですね。